Let’s デコピン!
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「ふんふんふーん、ふんふんふーん、」
「どうした、やけに上機嫌じゃないか。」
「だって、だって…ふふふ。」
「怖い怖い。とりあえずその笑い方よせ。」
「いーじゃん、べっつにさー。嬉しいんだも〜ん。ふんふんふーん。」
「何だよー、気になるじゃんか。」
「ふふーん、知りたい? じゃあ教えてあげようかな〜。」
「やっぱいいや、帰ろ。」
「あ、待ってよ、私も一緒に帰るー!」

帰り道。手ぇつなごー、という彼女の要望に応え、現在恋人繋ぎ中だ。
「で?」
「でって?」
「ほら、嬉しかったこと。聞いてやるから。」
「本当? もう、やっぱいいやとかなしね?」
「はいはい。」
「じゃあ、あ、こほん。あー、この壮大な物語は、始まりを今日の朝まで遡る…。」
何やら壮大な物語とやらを語りはじめた。ポニーテールが、彼女の足が動く度に左右に揺れる。
「朝ごはんの目玉焼きが双子だったのである。」
「うん。」
「…………」
「…………」
「…………」
「うん、それで?」
「へ? いや、終わりだけど。」
「あぁ、終わり。終わり…。終わり!? 短いにも程があんぞ! 何が壮大な物語だ虚仮威しか!」
「ああもう、怒らないでって! だってさ! ……目玉焼きが双子だったんだよ?」
「うん。それで?」
「それだけ。」
「デコピンVerα、セットアップ。パワー充填、120%…。」
「いやあ! 許して許して、おんぶさせてあげるから許して!」
「対価の意味が分からん。よって、発射用意に入る。」
「待って待って、早まらないで!」
「嫌な言い方するなよ。」
「ほら、あわよくば背中で私の胸が味わえ「無いようなもんだろ幼児体型。」…ひっどー。」
彼女は口を尖らせた。
まあ、とりあえず指は納め、話を聞いてみることにした。
「つーか目玉焼きが双子でそんなにはしゃげるもんか?」
「はしゃげるよ! いいかい、双子の目玉焼きなんてなかなか見られるものじゃないんだよ? 茶柱と一緒さ。」
「そんなもんか? 俺は宝くじに当たるくらいじゃないとそんなに喜べないぞ。」
「まぁ可哀相、喜ぶネタがそれくらいしかないなんて、夢のない「デコピンVerβ、」ごめんなさいー!」
逃げる彼女を追いかける。
捕まえると、彼女は少し真面目な声色で言った。
「…えと、私はね? 目玉焼きとか茶柱でも喜べるけどね? ……あなたの隣で歩けて、と────っても、幸せだと思うよ?」
顔が赤く…。くそ、デコピンVerγだ!
白光 

2010年12月30日(木)00時32分 公開
■この作品の著作権は白光さんにあります。無断転載は禁止です。

■作者からのメッセージ
哲学っぽくないですね、はい。
ちょっと、甘い話が書きたくなったのです。
ほとんど自己満です。
すいません、しかし、彼女の可愛さに免じて許s(←殴)


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2011年01月09日(日)12時37分 白光  作者レス
開蔵さん、コメントありがとうございます。

どちらにせよ、間髪入れず、というのを表現するようにもうちょっと工夫した方がいいかな、と思いました。


彼女はきっと口をすべらすタイプなのです。
主人公は照れ屋で好きな娘に意地悪しちゃうタイプですね(笑)

pass
2011年01月07日(金)23時07分 開蔵  0点
>「まぁ可哀相、喜ぶネタがそれくらいしかないなんて、夢のない「デコピンVerβ、」ごめんなさいー!」
いらんこと言いですね彼女w
そして台詞内に割り込み台詞を入れるの、よくわかります。
話している上にべつの話を被せる、二つの喋りの同時進行とか発生をだしたいんだなと思うし、できてる気もします。
最後、彼女はごまかそうとしてまよねwでも裏目に出たっぽい。南無南無。
127

pass
2011年01月05日(水)17時24分 白光  作者レス
nさん、感想ありがとうございます。

「」の中に「」を入れるというのは、一応『すぐに言った』という表現のつもりなのですが…。

読みづらいのでは本末転倒ですね。気をつけます。

>あと、幸せじゃない人にとってはイラッとする話かもしれません。
ええ、自分もリア充爆発しろ派なので同意です。

pass
2011年01月04日(火)23時42分 n  +10点
可愛いです。冒頭からいきなり可愛いです。

「」の中に「」が出てくるのは読みづらいです。

「ほら、あわよくば背中で私の胸が味わえ」
「無いようなもんだろ幼児体型。」
「…ひっどー。」

で良いような気がするのですが。

あと、幸せじゃない人にとってはイラッとする話かもしれません。
127

pass
合計 2人 10点


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